2007-02-22

グレの歌

 立て続けに音楽の話になるんだけど、シェーンベルクの「グレの歌」を聴いている。

 あの、超盛大なオケ付きの音楽劇のような曲。めちゃくちゃにロマン派です。

 今ヴァイオリンコンチェルトの2楽章に取り組んでいて、どうしても理解できないんですわ。あの音楽が。で、グレの歌を聴いてみようと思ったんだけど。

 ほんとに美しい音楽ですねえ・・・なんといっていいのか。単純に美しい。「ポワッっと恋してしまいそうになる音楽」っていうのが近いかね。特に前半。


 ゾフィさんに送ってもらってもう一度聴いてみたクセナキスのイオールコス・・・

 彼はオケの曲でこれを越えたものに未だ出会っていないと言っていたけど、うなずける・・

 実はこの作品は前から超代表作として知ってはいたんだけど、最初の方だけきいて、割と分かりにくいタイプかな?・・と思ってそれほど入れ込んで聴いてなかった。

 ところがです、すごいですこれが・・。特に3分の1過ぎたあたりから・・
もうこの曲には構成とか曲としてどうまとめようとかいう小手先の思考すら伺えない。

 ともかく、身体が崩壊するような感覚に襲われる曲です。
死ぬ瞬間にさ、悲しみだとか、楽しさだとか、楽観だとか悲観だとか、苦痛と悦楽が、全ての境目を失って一気に感覚になだれ込んでくるとしたら、こういう感覚だと思いますよ。

 しかもこれ、踊れる・・


 前回の投稿で、彼の自我の意識についてちょっと書いたけど、ここの↓サイトに乗っている彼のインタビューに実際彼がそのことを語ってます。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/folder/1426615.html

 なにかが創造されるというときの、「意識」の状態。「尻のアナを開く必要がある(笑)」と言ってます(笑

 そのあとに書いてあった、テクノロジー、という存在についての見解もとても賛同できるものでした。
地球の自転、太陽のエネルギー、そういうものと人間の存在を区別しない考えはしごくまっとうだと思うんだけどなかなかそういうふうに考えてる人ってすくない。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

イオールコス、ほんとヤバイでしょう!
特に4分30秒辺りからの咆哮がもう歓喜も悲哀も全て飲み込んだ大絶叫・・・!!
運転しながら聞くと、風景がだんだん古代ギリシアの強烈すぎる青空と都市を見ているような錯覚に陥ります^^;

匿名 さんのコメント...

4分30秒あたりからの金管ヤバイね。
特に5分ぐらいからの意味不明の超重低音絶叫とのからみが。
地獄絵図で鬼が踊ってるみたいだ・・

イオールコスって名前もまた良いんだよね・・響きが。なんかメタスタシスとかよりも最後の大ボスって感じの巨大感があって。

いやー最近の音楽の決定版は強襲系はクセナキスと沈黙系フェルドマンで決まってきてしまったような感じ